コップクラフト

内容紹介(amazonより)

ティラナ・エクセディリカ。異世界から来た見習い騎士。常識不足、白皙の美少女。
ケイ・マトバ。サンテレサ市警の敏腕刑事。猫アレルギーの不器用な男。
超空間ゲートで異世界とつながった都市サンテレサで、二人に命じられた合同捜査。
ことあるごとに対立し、罵りあいながらも、マトバとティラナは
共通の敵を追っていく。次第に二人の間には、奇妙な信頼が芽生えていき……。
『ドラグネット・ミラージュ』(竹書房刊) が大幅改稿で完全復活!痛快無比のポリスアクション!

イラストレーターが村田蓮爾さんという事で衝動買いしちゃいました。
舞台は現代的な世界観と、異世界にあるファンタジー風の世界観の国が「ミラージュ・ゲート」と呼ばれる空間で繋がっている世界。だけど、繋がっているが故にお互いの世界の住人による摩擦が発生している、そんな世界です。
そんな舞台で、兵士経験のあるオッサン刑事のケイ・マトバと異世界からの少女騎士ティラナが衝突しながらも協力し合い、事件を解決していく、よくあるパターンといえばパターンなお話です。内容紹介にある痛快無比！というような大きな盛り上がりという盛り上がりはないのですが、文章力があるので安心してスラスラ読めました。なので、設定盛りだくさんとか、複線バリバリ引いてあるような作品が好物な人には物足りないかもしれませんが、個人的には異文化コミュニケーションとか、ジェネレーションギャップとかですれ違う相棒を、片割れが「ちっ、なんで俺が！」みたいな感じでフォローしていくようなお話は大好物なので面白かったです。

評価：★★★☆☆

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コップクラフト (ガガガ文庫) (文庫)