戯言シリーズ読了
西尾維新さんの「戯言シリーズ」が文庫化されたのを気に読み始め、1冊目を文庫で買ったのにもかかわらず、続きが待ちきれず新書版で続きを買ってしまい、そしてシリーズ全巻を先日読み終えました。
なので、戯言シリーズ読了記念という事で、一冊ずつネタバレを含まない程度に振り返ってみる。
まずは軽く主要な登場人物の紹介。
【いーちゃん】主人公であり、物語の語り部。戯言遣い。邪魔するヤツは戯言一つでダウンさー。
【玖渚友】青色サヴァン。一人称が「僕様ちゃん」。電子、情報、機械工学の超天才。過去にハッキング集団<チーム>を率いていた。うにー。
【哀川潤】人類最強の請負人。かなり漢前なお姉さん。赤い人。ジョジョ好き。
これじゃ、よくわからないわなw
よーするに、いーちゃんが戯言(詭弁、詐欺、言葉遊びって感じのものの総称かな)と、なかなかの推理力を発揮し、最強のお姉さんと、天才僕様ちゃんがそれをサポート(むしろメイン?)して事件を解決していきます。
・・・なんかチガウ。。。
詳しくはコチラを読むべしw。
(れびゅう、というか感想)
【クビキリサイクル】
クビキリサイクル―青色サヴァンと戯言遣い (講談社ノベルス) (2002/02) 西尾 維新take 商品詳細を見る |
クビキリサイクル―青色サヴァンと戯言遣い (講談社文庫 に 32-1 西尾維新文庫) (2008/04/15) 西尾 維新 商品詳細を見る |
記念すべき戯言シリーズ1冊目。文庫で買ったオイラだが、新書版にそのうちに買い換えようと思っている。
個性豊かなキャラクターと、そのやりとりにひかれました。そして、後日談で「えぇっ!そうなの!」と思わされた所でチェックメイト。続刊を買おう。
クビシメロマンチスト―人間失格・零崎人識 (講談社ノベルス) (2002/05) 西尾 維新take 商品詳細を見る |
クビシメロマンチスト―人間失格・零崎人識 (講談社文庫 に 32-2 西尾維新文庫) (2008/06/13) 西尾 維新 商品詳細を見る |
シリーズで一番面白かった。いーちゃんと一般の人達との関わりと、あまりにひどい結末(誉め言葉)が印象的。情緒的な良さがありました。表紙も一番好きです。
クビツリハイスクール―戯言遣いの弟子 (講談社ノベルス) (2002/08) 西尾 維新take 商品詳細を見る |
策師萌え、と人類最強のターン。学園内バトル。策と技と戯言と最強の対峙。やっぱり学園が舞台ってのはいいね。
ちなみに、人をモノのように扱うのと、モノを人のように扱うのはどちらが狂っているとアナタは思いますか?
オイラはどちらも特別に狂っていると思いませんが、どちらにしても簡単にそれを壊せる人が一番狂っていると思います。
【サイコロジカル】
サイコロジカル〈上〉兎吊木垓輔の戯言殺し (講談社ノベルス) (2002/11) 西尾 維新take 商品詳細を見る |
サイコロジカル〈下〉曳かれ者の小唄 (講談社ノベルス) (2002/11) 西尾 維新take 商品詳細を見る |
玖渚が過去に率いていたチームのメンバーが登場。チームについてと、いつもと違う玖渚が見れた所は面白かった。ただ、そちらの印象が強すぎて、本筋はイマイチ頭に残っていない。。。再読する必要がありますね。全く、十全ではありませんわ。
【ヒトクイマジカル】
ヒトクイマジカル―殺戮奇術の匂宮兄妹 (講談社ノベルス) (2003/07) 西尾 維新take 商品詳細を見る |
殺し名一位の"匂宮"登場。ここから、人の奥底に踏み込むえげつなさが前面に出てきます。救いようのないお話。でも、だからこそ人は成長できるのかもね。
【ネコソギラジカル】
ネコソギラジカル (上) 十三階段 (講談社ノベルス) (2005/02/08) take 商品詳細を見る |
ネコソギラジカル (中) 赤き征裁VS.橙なる種 (講談社ノベルス) (2005/06/07) take 商品詳細を見る |
ネコソギラジカル(下)青色サヴァンと戯言遣い (講談社ノベルス) (2005/11/08) 西尾 維新 商品詳細を見る |
最終話。人類最強、人類最悪、人類最終の揃い踏み。泣いても笑ってもこれが最後の物語。DQ4の第5章といった感じで、今までの登場人物がほとんど登場。ただ、ミステリ色は皆無だw
途中には思う所はあるが、いーちゃんが取り乱したり、成長したりする様には素直に感動。しかし、言い訳する人類最強がほほえましかったw
(そうひょうてきなもの)
戯言シリーズは、ライトノベル+ミステリー。いわゆる本格ミステリーというのを求めている人には向かない設定や、ストーリーだと思いますが、殺し名とか、天才が集まったりとか、厨二病設定は好きなのでオイラには面白かった!でも、ミステリー色はだんだんと消えていきますw
ラストに関してははもっと複線回収とかのカタルシス的なものが欲しかったが、いーちゃんの成長具合が感じられた所はよかった。(成長しすぎだがw)
複線というか、設定が明らかにされていない箇所が結構あるので<どこかはネタバレになるので書かないが>、その当たりを解決する外伝とかのお話があれば十全だなぁ・・・とは思う。まぁ、戯言だけどね。
さて、次はどのシリーズを読もうかな・・・。