買った - 無理なものは無理

・戦利品は以下の２点。

ここ数年で、一番好きな漫画かも。
最近の流れは病院内政治編ともいうべきものになっているが、こういう展開は大好きだ。ただ、ドラマから漫画をかい出した人とかの受けはどうなんだろうなぁ、といらぬ心配をしてしまう。。。

で、その政治編だが、この巻ではっきりと立候補者３人の支持層が区別されてきた形か。
加藤支持：研究畑、女医、シングルファーザー層
霧島支持：保守層
国立支持：技術、ステータスを重んじる層

どう考えても霧島派が弱そう。巻中にもあったが、他の派に人を取られてるみたいだし、今より支持を伸ばすのはこのままでは厳しいだろう。何かもう一つウリがほしい所。

しかし、この巻の最後から、現在スペリオール連載中の話の流れまでが熱すぎる！ちょっと影の薄くなってきた現教授の野口の使い方、描き方が絶妙すぎ！そして、作画の力量を改めて思い知りました。

このままフェードアウトするわけはないとは思っていたが、汚い黒幕ではなく、正々堂々（汚くないというわけではなくね）政争をしていく感じが実にいい。ただ、今の野口の目的はまだ不明。病にいたって初めて至れる境地というのはどんなものか。
今後が楽しみです。

ドラマにもなった本作品もいよいよ最終巻。それぞれが自分の気持ちにケリをつけ、前向きに歩いていける良い結末だったと思います。しかし、ユウがリングに上がっても、暴走して反則負けとかして、悪役になっていくんだろうかといらぬ心配が。

作者の後書きにもありますが、この作品の特徴として、途中で作者の解説が体験談として語られるというのがあります。肯定・否定意見共にあったとは思いますが、序盤以降もそういう意見って絶えなかったんですかね。この作品の持ち味でもあると自分は思ってましたが、感じ方は人それぞれですね。

森先生、長い連載お疲れ様でした。次の作品にも期待してます。