【積読】王様の速読術

王様の速読術
王様の速読術
posted with amazlet at 09.05.06
斉藤 英治
ダイヤモンド社
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古本屋で見つけ、確か評判の良い本だったなーと思い出したので購入。

【内容(「BOOK」データベースより)】

ただ速く読むだけでは、知識として活かせません。大切なのは知識の吸収。重要な2割を読んで8割を獲得する『王様の速読術』。
ひたすら目を速く動かすことも、特殊な技能も必要としません。
「専門書を短時間で読む」「試験に備える」「資格王になる」「1週間で専門家になる」など、目的別に速読術を使いこなすコツを紹介します。

【要点】
速読術、と聞いてどういうものが頭に思い浮かびますか?
斜め読みだったり、その他色々な方法で、○分間に△字読んだぞー、というのが僕は思い浮かびます。
ですが、この本ではそういった技術による速読ではなく、本の大事なところの取捨をきっちり行って、
効率の良い読み方をする事で、読む時間を減らして、速読の実現を目指す、という具合ですね。

さて、その速読の内容なんですが、

■本を読む時間を30分と決める!
まずは、本を読む時間を30分と決めます。
時間は有限。意識を高める為にも最初に決めておくことは重要ですね。

■読み方は3段階!
読み方としては、以下の3段階に分けて考えていくそうです。

1.プレビュー(5分)
⇒この5分間で「この本を読む目的」をはっきりさせます。
表紙、カバー、目次、前書き、等から、どういう内容が書いてあり、
どういう情報が自分が知りたいかというのを掴みます。

2.全ページの写真読み(5分)
⇒写真読み、と言われる方法で見開き全体を見て、パッパッパと全ページに目を通します。
そこから浮かび上がってくるキーワードを掴むのが目的だが、
最初は理解しようとせずに、とにかくやっておくのが大事らしい。

3.スキミング法で読む(20分)
⇒これまでの10分で大事だと思った所を読みます。
必要な2割を読んで、残り8割もGETだぜ!というお話。

【感想】
一つ一つの方法は目新しくはないんですが、なんとなくこの方法を試してても、早く読めるだけで、中身はほとんど忘れてしまいがち。
それをきっちり体系だててるので、意識付けてきっちり読むようにする、という点でなかなか良かったと思います。

本をきっちり読まないと気がすまない!という人には向いてないでしょうが、読んでいるのに中身がイマイチ身につかない!という人(自分ですが(^^;)には良さげなように思いました。

それに、要所を王様が台詞でまとめてくれるので、読みやすい点も○。

これで頭に入るのかなーというのはありますが、積読(ツンドク)本が多い昨今、とりあえず軽めな本で試してみようと思います。